第一回プロットコンテスト最終結果発表!

2023年11月30日

平素、お世話になっております。

ダンガン文庫編集長のオタクペンギン(社長)です。

大変お待たせいたしました。
新レーベルダンガン文庫第一陣、乱入枠争奪のプロットコンテストにつきまして最終審査が完了しましたので結果を発表させて頂きます。
応募総数498作品中、一次審査にて39作を通過とさせて頂きました。そして、その39作からさらに二次審査を進めた結果、4作を選抜とさせていただきました。

二次選考につきましては、最初に応募したプロットの内容を実際に書いて提出するという選考でしたが、どの作品も企画が練り込まれていた上での執筆ということで描写力や構成力などの地力が試される結果となったかと思います。企画に含まれたポテンシャルを発揮させ、いかに『読ませる文章』を書くかというところで差が出たところではないかと思います。

今回は惜しくも落選とさせていただきましたが、企画としては可能性を感じさせるものもたくさんありましたのでぜひ実際に作品へと昇華して頂ければ幸いです。


それでは、結果発表となります。


【最終選抜作】

赤々黒々、パラダイス地獄劇 雪村 勝久様

異能芸術家 —レオナルド・ダヴィンチとモナ・リザの、16の異能絵画探し― 川原シノグ様

きさらぎ特急地獄行き 木古おうみ様

くろがねマスカレヱド 野生の冷蔵庫様


【総評】

ダンガン文庫編集長のオタクペンギン(社長)と申します。
まずは多数のご応募を頂きましたこと感謝申し上げます。新レーベルの立ち上げに際した初めてのコンテストということもあり、まだレーベルとしての結果や実績がないなかで、これだけ多くの方からご応募いただけたこと光栄に思います。

今回のコンテストにつきましては段階を分け、最初に『企画として編集部が求めるものかどうか』を選抜し、その上で『原稿として企画のポテンシャルを落とし込める力があるのかどうか』を見るという審査になりました。最初の一次審査においては、通常のコンテストに見られるような明らかなカテゴリーエラーなどが少なく、純粋に企画力や構成力が問われるものとなったと感じています。その上で、企画として面白く編集者の視点でも読んでみたいと思わせられた作品を二次選考にて実際に原稿の形で拝見させていただきました。
すべての作品に目を通させていただきましたが、どの作品においても独自性の高い世界観や設定が盛り込まれているものが多く、それらをどう的確に伝えながら読ませるものに仕上げていくのかというところに苦心された作品が多いという印象でした。企画が練り込まれていた分、それを実際に原稿に落とし込んでいくための筆力が問われる選考となったかと思います。

今回につきましては、残念ながら選抜には至らなかった作品も多いですが、二次選考にたどり着けたということはそれだけ企画としての可能性が高いということでもあります。小説において、企画さえ良ければ面白いものになるわけでもありませんし、文章力さえあれば面白くなるわけでもありません。その両方をいかに身につけ、原稿にしていけるかが小説としての面白さになるではないかと考えております。

選抜された4作品につきましては、これから私を含めた編集者が伴走しながらより洗練された作品へと押し上げていけるよう尽力して参ります。
最後になりますが、選抜となった4名の作家様に改めてお祝いの言葉を贈らせて頂きます。おめでとうございます。素晴らしい作品を共に作っていけることとても嬉しく思います。


ダンガン文庫編集長
オタクペンギン(社長)


【今後について】
選抜させてもらった4作品につきましては、2024年内の発売に向けて制作を進めて参ります。
それぞれにダンガン文庫より担当編集者をつけさせてもらった上で、改めて企画と本文両方から改善を行っていきます。
ぜひご期待頂ければ幸いです。


それでは、よろしくお願いします。