七国殺し1

著:二丸修一絵:芝
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七国殺し1

著:二丸修一絵:芝

裏切りだけが世界を平和にできるーー!

”七国殺し”と呼ばれる男がいる。群雄割拠の世界。彼はあらゆる国に仕え、尽く裏切りによって崩壊させたことから、悪名高き謀略家として世界中に名前が響き渡っていた。そして同時代、誰も期待しない十三男の王子として生まれながら、戦場で勝ち続けて『赤毛の軍神』と呼ばれるようになったファウレン王アデルバート。彼は小さなころから考えていた。なぜ世界は平和にならないのか――と。隣接する三つの大国からにらまれる絶望的な状況のさなか、アデルバートの前に”七国殺し”ニコラス・シェーンベルクが現れる。「裏切り者しか世界を平和にできない」――彼はそううそぶき、アデルバートこそ「世界皇帝にふさわしい」とささやく。”七国殺し”と”赤毛の軍神”、二人の男によって『現実的で継続的な世界平和の実現』が始まる――!

"担当編集のオタクペンギンです!『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』でお馴染みの二丸修一さんによるファンタジー戦記です! ラブコメ作家が戦記…?と思われるかもしれませんが、二丸さんはデビュー作が『ギフテッド』という頭脳戦をメインとする作品なので、実はこちらのほうが源流と言えるかもしれません。作品としても、単純に武力による戦いで進んでいく戦記ではなく、謀略を行う七国殺しと天才的な軍才を持つ”赤毛の軍神”二人によるW主人公の構造で進むなど、斬新さを持ちながら成立させた作品です。ぜひ楽しんでください!"

担当編集者 オタクペンギン(社長)

読者の感想

世界平和を望む軍神と謀略家
野心なく庶民にまぎれて酒を飲むのが好きなのに、二倍以上の戦力相手に好条件とはいえ簡単に「勝ったな」とか宣う”赤毛の軍神”アデルバード。胡散臭く信用ならない裏切者、人を簡単に掌の上で転がす癖に、どうしようもなく人間的な”七国殺し”ニコラス。ギャップ満載の天才二人が、互いの才に畏怖・尊敬しながらも友情が築かれていく様が最高でした! 続編がとても楽しみです。