ティアマリア・エステミロワ6巻

著:龍淵灯絵:Y
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ティアマリア・エステミロワ6巻

著:龍淵灯絵:Y

初めて殺す。そして死なせる。

「あたしが士官学校でしてたのは、たくさんひとを殺す勉強だったんだ」
傭兵連隊で初めての部下を持ったティアマリアは、辺境の村を占領したゲオルギア軍を排除する命令を受ける。
初めての殺人に思い悩むティアマリア。
しかし、初めての戦場で待っていたのは、絶対的な死をもたらすゲオルギア軍最強の剣士、黒太子だった。
中隊長が斃れ、部下たちはすべて肉塊となる。
黒太子に立ち向かう、「万人殺し」本多平八郎は、敗北の危機に陥る。
すべてを失うかと思われたティアマリアの前に、現れた男は。
ティアマリアが清い心と絆を繋いだ部下を失った代償に得たものは。

初陣が、終わる。