読者の感想
歳の差が、二人の愛を甘く煮詰める
23の歳の差を持つ二人が織りなす恋と愛の物語は、普通の恋愛とは違う。
歳の差故にためらうものがあり、障害もあるもの。
だけど、アイリーンは持ち前の無邪気さと恋心の熱さで、いともたやすく壁を乗り越えてくる。
笑顔を振りまき、時に拗ね、時に嫉妬する。
ころころ変わる少女の表情がとてもかわいらしく、読んでいて惹かれてしまう程。
親のように彼女を見守り続けて来たアスターもその魅力に惹かれ、徐々に気持ちが寄せられていく。
二人のもどかしい距離感と、どこか甘さを滲ませるやり取り。
その微笑ましい関係性に、とても胸がほっこりする作品だ。
二人が煮詰める愛の物語を、ぜひ読んでいただきたい。