エンジェル&フットボール

著:吉田定理絵:遺伝子ひな
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エンジェル&フットボール

著:吉田定理絵:遺伝子ひな

これは僕が、『一歩目』を踏み出すまでの物語。

神童と名高い兄を持つサッカー少年である早川悠斗。
もてはやされる兄に対して、万年三軍の悠斗は平凡な自分を呪い、ただ下を向いて生きていた。そんななか、突然現れたのは見たこともない少女フィエル。ー私の国を救ってほしいー。そう言って連れてこられたのはサッカーに似た競技『ヴァリル』で国家間の序列を決める異世界でーー。万年最下位の天使族を率いて対するは竜人、悪魔、妖精、鳥人。チート染みた能力を持つ相手に、コンプレックスまみれの少年が巻き起こす逆転劇を見逃すな!
ーー第一回下剋上コンテスト優秀賞受賞作!

読者の感想

強豪チームに勝つために必要なのは才能でも技術でもなく、観察力。
スポーツ×異世界ファンタジーであるものの、主人公ユウトが派手な立ち回りでチームに貢献するのではなく、その卓越した洞察力で強豪相手の弱点を探り勝利に導いていくという構成が新しく感じ、またユウトの観察と結果がしごく論理的でミステリ的な要素も見出せる。転移先の天使の国で使命を果たし、自分を見つめ直して現実世界に戻り、さあこれからというところで終わりでもいいはずなのに、そこからさらに、嫌悪の対象ですらあった兄との練習の場面を描き込まれているところが、ユウトの成長をより共感されるべく効果的に演出されている。ヒロインのフィエルとの今後の関係を期待させるエピローグも、後味良く爽やかなエンディングとなっている。
サッカー好きな人もそうでない人も!異世界好きな人もそうでない人も!
異世界にフットボール??と思ってましたが、読み始めるとサッカーを知らなくてもグイグイと引き込まれていく展開。 優秀な兄と比べて劣っていると卑下していた主人公が英雄として突然異世界に呼ばれ、そこはサッカーに似た競技「ヴァリル」で資源や領土を支配する世界。 いきなり明日から大会と言われてテンパったり、逃亡したりするけど卑屈ゆえに顔色だけではなく、他人の細かな仕草を見るのに長けたことが幸いして、采配を手助けするうちに……ああ、もう。自分の貧困なボキャブラリーでは語れません。 とにかくレビュータイトル通り読んでみてください。
熱さと涙とニヤニヤと
先程全て読み終えて、熱い気持ちのままレビューします。 試合が熱くて面白い!美少女達が可愛い!だけど私は女なので監督が好みです!と告白します! ラスト号泣!素晴らしい物語をありがとうございました!!!