へっぽこ作家が今日もゆく!

著:逢巳花堂絵:とうかしおん
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へっぽこ作家が今日もゆく!

著:逢巳花堂絵:とうかしおん

へっぽこ作家だけど、今日も頑張って小説書き続けてます!

ライトノベル作家はラクして稼げる職業⁉ 年収8,000万円⁉ とんでもない! この世には地の底を這って生きている小説家がゴロゴロいる。自分、逢巳花堂もそんな作家の一人。2013年に小説家としてデビューしたはいいものの、厳しいプロの世界で悪戦苦闘、本はなかなか売れず、そしてついに出版社より突きつけられた戦力外通告。それでも、いまだ夢を諦めず、今日も奮闘する。これは、そんなへっぽこ作家のエッセイであり、物語でもある。

【掲載内容】
第一回 小説が書けなくなった小説家
第二回 なぜ小説家になりたかったのか ※電子書籍版オリジナル
第三回 「文才」について
第四回 処女作と、それを余命僅かの祖母に読んでもらった時の話
第五回 「面白い小説を書いてやる!」という意気込みが、逆に面白くない小説を書かせてしまった話
第六回 怒りと苦しみから生まれた小説『マッドバーナー』、全てはそこから始まった
第七回 電撃小説大賞への道
(他 第八回~第二十二回収録)

「モンゴル旅行記」
「私と金沢」 ※電子書籍版おまけ

※投稿サイトに掲載しているものの改稿、再編版となります。

読者の感想

祝福と祈りの話だと思いました。
まず内容が「へっぽこ小説家が今日もゆく!」(本文表示ページp183あたりまで)と「モンゴル旅行記」(p184〜)と二つのお話から作られています。  「へっぽこ小説家今日もゆく!」ですが前半は創作をする人であればどこかで何かしらの形で経験した挫折とそれでもその創作への愛の話だと思いました。  「それでも」と小説なり絵を描くなり、それにしがみつきたいと思っている人の励みになる物語だと思いました。  「作者さんの人生のエピソードはこうだけど、私はどうなんだろう」と見つめ直すきっかけになるのでゆっくり自分を見つめ直す時に見返すのも楽しめる作品です。  次にモンゴル旅行記ですが作者さんの視点で語られる海外への旅行エッセイで作者さんが何を感じ何に意識を向けたのかが分かりやすくまた創作心をくすぐるモンゴルに伝わる話もかいており、  食文化や生活感、作者の感じ方や見たものが見えそうな、そんな書かれ方でとても楽しめました!  「逢巳花堂」という個人の視点だからこそ見える世界の形が楽しめる一冊だなと思いました。  いいお話を読ませてくださりありがとうございました!
リアルだから面白いし、引き込まれる。
文体も語り口調で、すごく読みやすかったです! 本作は、作者の逢巳花堂さん自身の体験を書き綴ったものですが、本当に「なぜそうまでして書き続けるのか」という問いを何度も何度も突きつけられながら、それでも書くことを選んできた一人の作家の人生があるんだなと思いました。 かなりテンポも良くて読みやすいです。 読み応えのあるところとして、実際に作られた作品をどう考えて作ったのかがしっかり書かれているのが面白かったです。 読みながら一緒に悩んでいく感じとか分かる人にはわかるんじゃないなと思います。 特に電撃文庫での作品の作り方とかは、創作をされる方にとってすごく参考になるんじゃないかと思います! 続きが読みたいので、無理をされない範囲で書いてもらえると嬉しいです!絶対買います!