デモンズ・プライズン
デモンズ・プライズン
雨宮美咲のようになりたい。 バイオリニストの華橋祐二は、コンクールの結果を見るたびそう考える。 自分より遅く弓を持ったのに自分よりも前に進み続ける。 「絵画よりも絵画らしい」とは、彼女を取材した雑誌がタイトルにした言葉だ。 羨ましいとかそんなんじゃない。けれど、特別になりたいという感情は誰だって抱くものだ。 そんな祐二の元に、ひとり(?)の悪魔が現れた。 『俺の力を使えばあの女に勝てるぜ』 鋭い爪や捻じれた角。空を飛ぶし自分にしか見えない。 そんな存在が「特別」を持って迫ってくる。 祐二の答えは―――
詳細情報
- ページ数
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19
- 文字数
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11,563
- ジャンル
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その他
- カテゴリ
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一般文芸
- タグ
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男性向け
短編
現実世界
- 発行日
- 2020年07月30日
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