ティアマリア・エステミロワ1・2巻

著:龍淵灯絵:Y
¥350
カートに入れる試し読み

ティアマリア・エステミロワ1・2巻

著:龍淵灯絵:Y

生まれたときから、世界すべてが敵だった。

「あたし、物乞いにも、奴隷にもなりたくない!」
王都に奴隷として売られた少女は、名前さえ与えられていなかった。

1000年前の侵略者の容姿をもって生まれ、不可触賤民の運命を背負わされた。
裸体を隠すことさえ許されず、奴隷市場で売りに出される。

少女を買ったのは、猿に似た中年貴族。
裸のままの少女を連れて、戦利品のように王都を闊歩した。

眼の前に現れたのは、異形の槍使い。
侵略者の容姿を持った隻腕の老人。
一撃で少女を救いだす。

少女は、老人に名前を与えられる。

ティアマリア、と。

槍の達人、平八と奇妙な師弟となったティアマリアは、士官学校合格を目指し、日々厳しい修行を重ねる。
次第に、色々な技と感情を覚えていくティアマリア。

そして、入学試験の日。
ティアマリアは闘う。
眼の前の敵を倒し、1000年の呪いを打ち砕くために。