サダル・ハオマと精霊の澱

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サダル・ハオマと精霊の澱

精霊と魔法が息づく幻想の国イスカーヴ。その首都カンナズィワでは、十年ほど前から精霊が暴走することによって引き起こされる精霊災害が続いている。
十三歳のサダル・ハオマは水の精アクエリアと契約している魔法使いで、ギルド『黄昏冒険者連盟』に作った魔法を瓶詰にして売る職業少年である。彼もまた精霊災害の被害者で、両親を失って以来師匠のユークの庇護を受けつつ魔法の修行をしている。
ある日治癒の魔法を納品した帰り道、氷の精が暴走して街を凍らせようとしているのを目撃する。暴れまわる精霊は謎の呪文に囚われていた。
過去の精霊災害の原因とは。新たな事件との関連とは。現在に至るまで続く陰謀を追い、精霊や魔法使いたちと共に、十年前の事件の真相に迫る。
全369ページ、約9.9万文字

読者の感想

これぞ、王道、ファンタジー。
主人公がタイトルに名を冠する系の王道ファンタジー。「瓶詰魔法」「精霊災害」「ドラゴン鉄道」と聞いてビビッと来る方はぜひ読んで! レベル・スキル・ステータス・チートなしと、ゲーム世界ではなく「ファンタジー世界」をこそ求める読者に打ってつけです。対象年齢はちょっと低めかも? 魔法使いたちが精霊(パートナー)と力を合わせて暮らし、事件を乗り越えていく様が熱いです。十二歳の魔法使いサダルと、水の精霊アクエリアの行動が世界を救っていく様はもっと読みたい、応援したいと思わせてくれますね。続編でも健気な男の子の活躍を見届けたい……! 続き希望……!
バーティミアスファンにおすすめ!!
とにかく魔法使いと精霊のコンビがかわいい作品。 主人公コンビだけでなく、他の魔法使いと精霊もキャラが立っている。 どれも本当にかわいいので、みんなの活躍をもっと見たい続編待望の作品。 人×人外ものの頂点。バーティミアス、デジモン、ガッシュなどが好きな人は絶対ハマる。 物語全体はご都合主義ではなく、きちんと謎解きミステリーに仕上がっているのも嬉しい。