悲しみはぬくもりに

著:翼翔太絵:ハレのちハレタ
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悲しみはぬくもりに

著:翼翔太絵:ハレのちハレタ

魔女から受け継いだのは――優しさのレシピ。

のどかな村、『はなは村』に住む中学生の少女りのんは、牧場の手伝いをしながら毎日を過ごしていた。そんなある日、物置きで見つけたのは一冊の本。それは『薬の魔女』として多くの人を助けた、りのんの曾祖母が遺した魔女の本だった。好奇心のままに、本に書かれたレシピを再現していくりのんだったが、どうしても上手くいかないレシピへとぶち当たる。悩むりのんの前に現れたのは、『旅の魔女』そらえだった。彼女へ相談すると、知り合いの『薬の魔女』を紹介してもらうことに。そうして、りのんは『魔法』を学びながら多くの人や妖精、龍などに出会っていくこととなる。
これは優しい少女が巻き起こす『やさしい魔女』の物語。小説下剋上コンテスト受賞作!

文字数122,795
ジャンル児童文学
カテゴリ一般文芸
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発行日2022年05月31日

読者の感想

面白かった
学生時代、進路について考えた時のことを思い出しました。 ファンタジーだけど現実的にありそうでない話なので面白かったです。
悲しみはぬくもりになりました。
幼少に良く魔女ものを手にした者です。表紙の健気さに惹かれて、購入させていただきました。オズの魔法使いや不思議の国のアリスなど、不思議と英国の魔女やファンタジーを思い出すようなカントリーな世界観。 主人公のりのんちゃんはもちろん、最初に出てきた魔女さんたちの色とりどりなキャラクターが本当に可愛らしくて。 ポプリ作るシーンがあるんですが、使う薬草までもの詳細が嬉しいくらいで、ターニャの庭園を思わせるゆったり感とりのんの修行したい想いまではじっくり読んでいて....後半のあの龍さんの辺りから、あることについての考えや概念がりのんたちを取り巻き始め---一気でした。 この世界にも通じる癒しの物語。今は風の時代ですし。 ありがとうございました。どこかの街で今日もりのんさんは元気にしているでしょう。表紙のイメージそのままの可愛くてひたむきでほのぼので。でも心に何か届くんです。皆様是非ご一読くださいね。(ネタバレなしで敢えて書いています。ご了承ください)