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  • 胸が震えて、この世界に引きずり込まれました。
    海ばかりの星。 この物語を読むまで、私の中の海の世界はとても閉塞的でつまらないものでした。 けれどもブルーロア・プラネットに描かれていた海洋は、世界は、とても広くて魅力的で、きっとこの宇宙のどこかにこんな星があって、そこでアウロとシルミースクが生きているのだろうと思わされるほど。 気付けばその世界に招待されたような感覚、それくらい頭の中にブルーロア・プラネットの世界が広がっていました。 だ…
  • 世界平和を望む軍神と謀略家
    野心なく庶民にまぎれて酒を飲むのが好きなのに、二倍以上の戦力相手に好条件とはいえ簡単に「勝ったな」とか宣う”赤毛の軍神”アデルバード。胡散臭く信用ならない裏切者、人を簡単に掌の上で転がす癖に、どうしようもなく人間的な”七国殺し”ニコラス。ギャップ満載の天才二人が、互いの才に畏怖・尊敬しながらも友情が築かれていく様が最高でした! 続編がとても楽しみです。
  • サムライは浪漫です!
    長大な刃が、有象無象を薙ぎ倒す冒険活劇に、心が震えました。 サムライ、大太刀、ゾンビ、という単語に興奮したら、それは浪漫です。 ファンタジー世界で猛威を振るうサムライが、ここにいました。 異国の蛮族として暴れ回る姿は、爽快感が目白押しです。 サムライの常識をヒロインに押し付けていく様は、まさに非道。 なのに、これほど可哀想が似合うヒロインがいるでしょうか。 もっと見たいです、先…
  • 読後にタイトルとイラストをもう一度見たくなる
     日常が突然なにかわからないものに侵食され、その中で足掻く人々の視点で語られていくホラー。所々にある齟齬が物語の最後に補完され、タイトルに帰結する。読後に表紙をもう一度見ると、最初とは違う思いに包まれた。
  • 引きずり込まれた
    この何とも言えない感情を言葉にするのなら、おそらく「面白かった」なのだろうと思う。 「面白かった」を断言できず困惑しているのは、 主人公格のキャラクターたちに共感できた! 誰それが良かった! と言えないのに、ページをめくる手は止まらず、一気読みしてしまい。 とある場面で、涙がぶわっと溢れてきたり。 読み終わって、やっと自分は、小説にどっぷり浸っていたのだと気付いて。 作者の思惑通りに感情…
  • こんなラノベを待ってました!
    一気に読み切りました! まず感想としては一言です。最高でした!! 群像劇と聞いていたので、主人公なども明確ではないパターンかと思っていましたが、ちゃんとメインのキャラがいて、彼らの視点で物語が進んでいくという構成でした。主に4人の視点で話が進みますが、それだけ視点の転換が激しいと読みにくいかと思いきや全くそんなことはなく、それぞれのキャラクターが物語を追っていく様子は面白かったですし、部分部分…
  • 現時点の私のBookBaseイチオシ
    ちょっと詳しく書くと止まらないのですが、ジュブナイルSFとして何処に出しても胸を張れる傑作です。小川一水さんとか好きなら特に。群青神殿とかハイウィングストロールとか。といってもただのSFジュブナイルに留まらないので全ての魂的オトコノコに推しておきます。君は絶対にクライマックスでアガる。ワクワクできる事請け合い。90年代伝奇系青年漫画好きにも絶対に刺さるぞ!
  • ハイスピードSFエンタメアクション
    進み過ぎた科学は魔法と区別がつかない。その逆もしかり。 頭空っぽにして楽しく読めるSFアクションです。魔法は使いますがあんまりファンタジー感はありません。あるとすれば主人公のヴァンクロウを含めた魔法戦士の蛮族英雄的な価値観でしょうか。 ただ本作のもう一つの本質は世界設定、死を置き去りにしてもなお自由には生きられないハードな世界観です。 逃れられない死も生も共に牢獄です。むしろ意識が無い分…
  • 新時代の爽快感を味わえる作品でした!
    魔法と化学が融合している世界。セカンドムーン。悩んだ時に読むとスッキリできる読み味です!主人公の謎、登場人物達の背景。読み方に迷わずに済むように時折ストーリーテラーが現れて、こっちですよーと丁寧に行き先を案内してくれます。読みやすいです! 疾走感のある文体が次々情景を表現してくれるので一見してとても丁寧に書かれているのが分かります! ライトノベルを手に取ったことのない人にもお勧めできるかっこいい作…
  • 頭空っぽにして読むSF×ファンタジーの融合作
    待ってましたよ雨木先生の最新作……! そんな本作は雨木先生らしさというか、その根源を煮詰めたような、良い意味でゴリゴリさがあります。 SFと魔法を融合させて突き詰めた世界観で踊る少女とルンバと後オッサンですよ。 確かに頭空っぽにして読んで駆け抜けていける疾走感があります。間違いなく面白い。 しかし、しかし、ですよ。 その空っぽになった頭に叩き込まれるのが《命》に関して考えさせられる深いボ…

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