ロィープ・ファミリー
ロィープ・ファミリー
兎瞬(としゆん)島は、沖縄から南、台湾よりも北という位置にある。 大きさは鹿児島県程。 第二次大戦後のゴタゴタを利用し、民主主義陣営の独立した国となった島である。 それから、百五十年。 電子金融で栄えた小さな島は、反電子革命、電子暴落、電子放棄運動と続いた、反電子社会の波にのまれ、一気に衰退していた。 世界規模の危機は、しかし、兎瞬島の住民の知ったことではなかった。 彼等は、彼等なりに生活していかなければならないのである。 やがて人類は高度情報化システムにより、肉体を棄てて電脳ネットワークの海に井充した。 残されたのは、電脳イマジロイドと、電脳に繋げない一般イマジロイドだ。 そして、兎瞬島はマフィア組織に、土地を売り、東南アジア最大級歓楽都市国家と化していた。 巨大都市歓楽街の事を、彼等は充臥(じゆうが)と呼んだ。 少年たちと少女の近未来ギャング・ストーリー
詳細情報
- ページ数
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201
- 文字数
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80,525
- ジャンル
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バトル
- カテゴリ
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ライトノベル
- タグ
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男性向け
女性向け
男主人公
長編
近未来
サイバーパンク
ダーク
- 発行日
- 2021年02月23日
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