実鶴と莉子

『満員電車』なんて過去の言葉となった時代に、私と実鶴は生きていた。莉子って相手から呼ばれ、私も相手のことを実鶴と呼ぶ。私はリモートワークでほぼ家にいて、実鶴は現場に出かける仕事をする。お互い仕事は違うけど、それでも仲は良い方だと思うな。ご飯を食べて、食後のミルク。その前に食べたものの後片付けをして。それから実鶴と寛ぐ、そんなリラックスした一時だ。

文字数10,172
ジャンル日常
カテゴリ一般文芸
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発行日2020年06月25日